sv シーズン7 最終5位

構築

 

構築経緯

まず、この環境がパワーの高いポケモンが多過ぎて3体で相手の6体に対応するのがとても難しいと感じた。その中でも最も対応範囲が広そうでマシなポケモンがチオンジェンだと思ったのでチオンジェンを軸にした。

チオンジェンを使う上で問題となる点として命中不安を連打することや被弾回数が多くて追加効果、急所などを引きやすいことがあるが、僕は選出や構築組みが特に下手な自覚があり、対面的な動きを主とすると全対応に近い納得のいく対戦ができる気がしなかったので対戦数を重ねてある程度の運要素を割り切りチオンジェンを使うことにした。

チオンジェンを使う上で一番に弊害として上がるサーフゴーに対するケアとしてチオンジェンをサーフゴーに勝てる型にするか、裏のポケモンでサーフゴーを起点に崩していくの2つがあると思うが、サーフゴーにテラスタル切られることを考えるとチオンジェンでサーフゴーを倒すプランというのが崩壊しやすいと思ったため裏のポケモンで崩すことを決めた。その中で一番サーフゴーに後投げしやすくて裏にいるポケモンに負荷をかけやすいポケモンとしてチョッキイーユイを採用。

スイープ枠としてイーユイでディンルーを削った後に刺さりやすかったり、音技を使えるハバタクカミを採用。

ここまでを基本選出として相手のチオンジェン入りやモロバレル、受けループを崩せなかったり、トドロクツキやセグレイブなどの高火力積みエースの展開に勝てないと思ったので単体として汎用性が高くて使いやすく並びとしても組み込みやすいディンルーカイリューサーフゴーを入れて完成。

 

個体解説

チオンジェン@食べ残し

テラス 毒

192(252)-105-152(252)-*-171(4+)-90

カタストロフィ/テラバースト/宿木の種/守る

 

ふんわりポケモン。瞬間再生技がないのは難しいけれど宿木守るを上手く使うことができればかなり信頼に値する場持ち性能がある。

裏のポケモンの圏内に素早く入れるためにカタストロフィ、耐久が低い身代わり持ちに対して予想外のメタ逃れをできる物理テラバーストを採用。身代わりが予想されるハバタクカミに対してテラバーストではなく命中不安を割り切ってカタス→カタス→テラバと打つことで、択を発生させることなく相手のhpを3/4削れるので基本的にはそっちのルートを取ることが多かった。ウルガモスカイリューの身代わりに対しても、カタス→カタス→カミorイーユイ引き→音技で楽に処理できるつもり。

最終日までは主にフェアリーテラスで使っていたがミミッキュがバカ重い、ハバタクカミ対面での安定性をあげたい、炎テラスに対しても等倍で入れられるなどを加味して毒テラスにした。結果地面が抜群になってしまうのがかなり痛かったが、タイプ一致で地面を撃ってくるディンルーはぎり抜群でも抗えるダメージでガブリアスは拘ってることが多くカイリューを絡めると簡単に見れることからなんとかなった。イダイナキバだけは本当にキツくなったのでキバ入りには極力チオンジェン投げないようにした。

技選択とかもそこそこ考えることがあって面白くて、例えば初手のディンルー対面では相手がディンルーサーフゴーみたいな並びでこちらがチオンジェンイーユイハバタクカミと出した時はイーユイをサーフゴーに投げてディンルーを崩すのを目指したいからカタスから入る(これの裏目は相手がステロではなくカタスを撃ってきた場合だけど、その場合はステロを撒かれてないからイーユイがサーフゴーに対して何度も投げやすくなりサイクル有利になる)的な。一方相手の裏にそこそこの火力あるポケモンがいてチオンジェンのhpを確保してないといけない場合には宿木から入る。など、強い人にとっては当たり前で簡単なことなのかもしれないけど先の試合展開を考えることが必要だった。

 

イーユイ@突撃チョッキ

テラス ゴースト

149(148)-*-101(4)-188(124+)-141(4)-149(228)

悪の波動/オーバーヒート/バークアウト/カタストロフィ

 

準速ミミッキュ抜き

A特化球ミミッキュのじゃれ+影が瀕死率1.56%

 

使っててめちゃくちゃ強かったポケモン。サーフゴーやイーユイに対して比較的安全に投げることができ、カタスによって安定した削りを入れられる。例えばディンルーカイリューサーフゴーに対してサーフゴーに投げてからカタストロフィを撃つことでカイリュー引きに対してもディンルー引きに対してもテラス突っ張りに対しても強い一手となる。

バークアウトは最終日前日とかに身代わりアイへカイリューにボコられまくってストレスを感じまくったので最終日急遽入れたけど身代わりカイリューにはほとんど当たらず、代わりにエナジーカミの起点にならないで退場するのにすごい役立った。

テラスは後出しカイリューに対してカタス→テラス悪波で綺麗に処理できそうと思って採用したが、このポケモンを使い始めてから通算1回しか切らなかった。その唯一の1回が最終日8:45くらいに15位とかから潜って2位と当たった試合だったのでテラス切ってノーマルテラス神速透かした時テンション上がってた。

 

ハバタクカミ@こだわりスカーフ

テラス フェアリー

149(148)-*-94(148)-198(196+)-156(4)-157(12)

ムーンフォース/シャドーボール/ハイパーボイス/滅びの歌

 

ボックスにいた個体。

多分シーズン3とかのミルクさんのカミの調整からsを1つあげただけだと思う。

↓ミルクさんの記事

https://miruku8864.hatenablog.com/entry/2023/03/02/134535

 

スイーパー。シンプルに固くて早くて火力があって強かった。

タイプ一致のムンフォシャドボ、チオンのカタスと合わせて綺麗に身代わり持ちを処理できるハイパーボイス、バトンとかもメタれる滅びの歌。なんだかんだ滅びの歌の使用機会が多くて助かった。

 

サーフゴー@ゴツゴツメット

テラス 水

193(244)-*-161(252+)-154(4)-112(4)-105(4)

ゴールドラッシュ/サイコショック/悪巧み/自己再生

 

特性が偉過ぎる枠。モロバレル、チオンジェンにわかりやすく強い上に、数値も高くてパオジアンとかにも対面勝てるから投げやすい。

技は汎用性を持たせつつ受けループをしばくためにサイコショックゴールドラッシュ巧み再生で完結した。受けループに対してはディンルーのステロ撒菱からカイリューでドラテを押しまくってヘイラッシャにフェアリーテラスを切らせると、サーフゴーで全員倒せるようになるという綺麗な補完があったので楽だった。

 

ディンルー@混乱実

テラス 鋼

260(236)-131(4)-165(36+)-*-128(220)-57(12)

地震/カタストロフィ/ステロ/撒菱

 

hp 4n

いい感じに固く

 

定数ダメの鬼。クッションになりつつステロ撒菱をいっぱい撒くのが仕事。

裏からくる積みエースに対する安定した回答が設置技で大幅に削っといて先制技や早いポケモンで縛りに行くことだと思ったのでステロ撒菱、あって困らない地震カタス。

ディンルーが有限ポケモンだから、こいつで初手テラスを安易に切ると削られて簡単に裏のポケモンの一貫を作られてしまうことが多いので、初手に出していいか、テラスを切るかなど慎重な立ち回りが必要。

 

カイリュー@隠密マント

特性 マルチスケイル

テラス 鋼

193(212)-170(4+)-138(180)-*-126(44)-109(68)

ドラゴンテール/アイアンヘッド/神速/羽休め

 

ボックスにいた個体の腕白だったのを無振りパオジアンへの乱数がかなりいい感じになりそうだったから意地っ張りミントあげた。

他の調整意図は不明。

 

数値が高くて強い。初手で怯ませればいいやって調子乗ってるパオジアンに対してアドを取れるように隠密マント。キョジオーンにもかなり強くなった。

技はディンルーのステロ撒菱と合わせて相手を削って崩したり、カイリューなどに対して起点回避となれるドラゴンテール、ドラテが効かないフェアリータイプに強かったりパオジアンをわからせることのできるアイアンヘッド、先制で削りを入れられる神速、回復のために羽。

積みエースに対する流しや削り、地面の一貫切りなど本当に偉かった。初手カイリューパオジアン対面できた時、大抵の人が普通につらら撃ってきてこちらのアイへ神速で倒れていったのでそれでいいのか?ってなってた。

 

きついポケモン

カバルドン 

サーフゴーでテラスを切っていい感じに巧みから破壊するか、チオンで宿木入れて致命傷にならない程度にカバルドンを削って裏の髪とかで持ってく。サーフゴーいないと基本的に誰かを寝かせるか、低耐久ポケモン地震を受ける展開になるのでできればサーフゴーでテラスを切る展開目指したいけど、普通に鋼が消えると裏の一貫ができやすかったりで難しい。

 

イダイナキバ

基本的にはカイリューのドラテで流しつつイーユイかハバタクカミの圏内まで削る。身代わり持ちで鋼テラスとかだとだいぶ苦しい。

 

結果



感想

朝7:00くらいからの試合でちょっと考えれば分かる選出ミスをして勝てた試合を落としたので非常に後悔が残るけど、こういうミスをしているうちは下手なんだろうなと。毎シーズン思ってる気がする。

また、24~25日にかけて20時間くらいずっと4桁にいたり、9600位くらいまで落ちた時は泣きそうだったけど構築を考えて変えながらやっていたらある程度勝てるようになったのでやっぱりキツくても諦めないのは大事なんだなあと思ったり。